HIMARI(妃鞠)14歳の天才ヴァイオリニスト名器グァルネリとの出会い

みなさんは、いま世界中で大人気のヴァイオリニスト、HIMARI(吉村妃鞠)ちゃんを知っていますか?

年齢は、いまちょうど14歳。
みなさんの中には、HIMARIちゃんと同じくらい、あるいは少し年上のお兄さん・お姉さんもいるかもしれませんね。
でも、HIMARIちゃんがひとたびヴァイオリンを構えてステージに立つと、世界中の大人たちがその音色に驚き、感動して涙を流してしまうほどの大天才なんです。

3歳でヴァイオリンを始め、あっという間に世界中のコンクールで1位になったHIMARIちゃん。
いまHIMARIちゃんは、アメリカの超名門音楽学校「カーティス音楽院」に留学して、さらにパワーアップしているのです。

「どうしてそんなに凄いの?」「どんな場所で練習しているの?」

今回は、お母さんと一緒に「音楽ってかっこいい!」「こんな同世代が世界で闘っているんだ!」とワクワクしながら読める、HIMARIちゃんの魅力のヒミツを分かりやすくご紹介します。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

世界が注目するHIMARIの歩み

3歳から始まった、音楽の奇跡

HIMARIちゃんがヴァイオリンをおもちゃのように持ち始めたのは、わずか3歳のときでした。お母さんはヴァイオリンの先生、お父さんは作曲家という、音楽家の家庭で育ったHIMARIちゃんは、おしゃべりをするのと同じように、自然とヴァイオリンで自分の気持ちを表現するようになっていきました。

4歳でコンクールに出場すると、まわりの大人たちはひっくり返るほど驚きました。
ただ「楽譜通りに上手に弾く」だけではなく、まるでヴァイオリンでHIMARIちゃんが、一生懸命お話をしているような、心に直接届く演奏だったからです。

それからというもの、日本だけでなく世界中の大会で、出るたびに1位に輝くという信じられない記録を築き上げていったのです。

HIMARIはただの「天才少女」じゃない!一人のプロの音楽家へと

子どもの演奏というと、「一生懸命弾いていて可愛いな」と思われることが多いかもしれません。

でも、HIMARIちゃんは違います。ステージに出てきた瞬間のピシッとしたカッコよさ、そして最初の一音が出た瞬間に会場全体がシーンと静まり返るような大迫力は、何十年も演奏を続けているベテランの音楽家のようです。
HIMARIちゃんの現在の先生アイダ・カヴァフィアン先生は「まるでHIMARIの中には歳を重ねたかしこい音楽家がいるよう」とまで言われています。

14歳になったいま、世界中の誰もが彼女を「子ども扱い」せず、一人の素晴らしいプロのアーティストとして敬意をもって迎えています。

HIMARI,アメリカの超名門「カーティス音楽院」での留学生活

世界中の天才が集まる、最高峰の音楽院

HIMARIちゃんは10歳のとき、もっと音楽を勉強するために、アメリカのフィラデルフィアという街にある「カーティス音楽院」へ最年少の大学生として留学しました。
この学校、とんでもなく凄い場所なのです。
世界中から「超」がつくほどの天才少年・少女が受験して、合格できるのはほんの数パーセント。

さらに、学院の方針で「才能があっても、貧しくて音楽の勉強ができないことが無いように」と選ばれた生徒はみんな「授業料がタダ(全額免除)」という、まさに音楽のエリートが集まっているのです。

過去には、指揮者のレナード・バーンスタインや作曲家のサミュエル・バーバー、ヴァイオリニストのヒラリー・ハーン、ピアニストのラン・ランなど大音楽家たちもここで学びました。

HIMARIちゃんはここで、素晴らしい先生やお兄さん・お姉さんたちに囲まれながら、ヴァイオリンの弾き方だけでなく、音楽の歴史や、みんなで息を合わせて合奏する「室内楽(しつないがく)」の方法を毎日たくさん学んでいます。
そして練習時間は毎日8時間以上、アンサンブルなどがある時は一日11時間もヴァイオリンを弾いていることもあるとか。
目が廻りそうですね。

HIMARIちゃんが現在師事している、カヴァフィアン先生のクラスメイトは、みんなHIMARIちゃんより年上ですが、HIMARIちゃんの才能に衝撃を受けていました。
先輩のマイケル・シャハム君はフリッツ・クライスラー国際コンクール2位という輝かしい賞を受賞しています。
それでも20歳のシャハム君は「HIMARIが初めてみんなの前で演奏した瞬間、みんなショックを受け落胆しました。その日はもう練習できなかった」とインタビューで話していました。

でもシャハム君は「HIMRIはとても刺激的な存在で、音楽がもっと好きになります」と。
素敵ですね‼

HIMARI、アメリカでの毎日は刺激的!

英語での授業や、文化の違うお友達との生活は、きっと大変なこともたくさんあるはずです。
でも、HIMARIちゃんは持ち前の明るさと動じない性格で、毎日の生活を思いきり楽しんでいるようです。

フィラデルフィアの綺麗な街を歩いたり、世界中から集まったお友達と音楽についておしゃべりしたり、みんなで卓球をしたり。
そんなアメリカでのワクワクする体験が、彼女の作る音楽をさらに豊かに、優しく、そして力強く成長させているのです。

HIMARI世界トップのオーケストラや、偉い指揮者(しきしゃ)たちとの共演

HIMARI伝説の巨匠、ズービン・メータさんも大絶賛!

HIMARIちゃんは、世界中の有名なオーケストラから「一緒に演奏してください!」と引っ張りだこです。
なかでも現在、超一流の指揮者の一人、ズービン・メータさんという90歳の指揮者とベルリンフィルで共演することになった時は、世界中のクラッシクフアンの大きな話題になりました。
しかし、残念なことでしたが、メータさんは当日、体調不良で指揮者は交代になってしまいましたが。

HIMARI,100人の大人を引っ張る、14歳のリーダーシップ

オーケストラには、約100人もの大人の演奏家たちがいます。
普通、子どものソリスト(主役)が一緒に弾くときは、大人のオーケストラ側が「合わせてあげよう」と優しくサポートすることが多いものです。

でも、HIMARIちゃんの場合は違います。彼女のヴァイオリンが放つエネルギーがあまりにも強いので、大人の演奏家たちが逆に「うおぉ、負けてられないぞ!」と熱くなり、みんながHIMARIちゃんに引っ張られていくのです。
そしてHIMARIちゃんは「ソリストは自分のペースで引っ張っていかなくてはならない」と決意を述べていました。

ステージの上で、指揮者や大人たちとカッコよく目を合わせながら、奇跡のような美しい音楽を作り上げていく姿は、映画のヒーロー(女の子だからヒロインというべきですが、雄々しくてヒーローがピッタリ)のようです。

HIMARIの新しい相棒 は、290年前のヴァイオリン「グァルネリ・デル・ジェズ」なんと約290年も前に作られた「グァルネリ・デル・ジェズ」は伝説の名器(めいき)!

グァルネリ・デル・ジェズは歴史的な、伝説のヴァイオリン

最近、HIMARIちゃんの演奏を聴いた人たちが「音が変わってもっとカッコよくなった!」と噂しています。そのヒミツは、HIMARIちゃんが新しく手に入れたヴァイオリンにあります。
彼女が演奏しているのは、なんと1735年に作られた「グァルネリ・デル・ジェズ」というお宝ヴァイオリンです。

グァルネリとはイタリアのクレモナで弦楽器を作っていた一族の名前です。
ストラディバリウスやアマティと並び称される弦楽器の名工です。
グァルネリ一族の中でも最も名声の高いバルトロメオ・ジュゼッペ・アントニオーニ・グァルネリ(長ったらしい名前ですね)が作ったヴァイオリンがグァルネリ・デル・ジェズと言われています。

胴体の中にイエス・キリストをあらわす文字が貼ってあるためデル・ジェズ(イエスのジュゼッペ)と言われるようになったそうです。

あの「悪魔に魂を売ったヴァイオリニスト」と言われたニコロ・パガニーニも使っていたとか。
そののちも著名な演奏家に貸与されて使用され続けています。
日本のヴァイオリニストでは江藤俊哉さん、前橋汀子さん、五嶋みどりさん他、素晴らしい演奏家の方々が使用しています。

1735年といえば、日本では江戸時代(徳川吉宗将軍のころ)!そんな大昔に作られた楽器が、いまもピカピカに手入れされて残っているなんて…驚きですよね。

世界で一番有名なヴァイオリンには「ストラディバリウス」と「グァルネリ・デル・ジェズ」の2つがありますが、ストラディバリウスが「キラキラしたお姫様のような美しい音」だとすれば、グァルネリは「力強くて、お腹の底まで響くような、カッコいい男前な音」が特徴です。

HIMARI,楽器のパワーを引き出す魔法の手

実は、何百年も前に作られた名器は、弾くのがとっても難しいんです。
初心者が弾いてもペコペコした音しか出ず、ヴァイオリンのほうが「ふん、お前にはまだ早いよ」とそっぽを向いてしまうと言われています。

しかし、HIMARIちゃんがこのグァルネリに弓を当てると、まるでヴァイオリンが「待ってました!」と大喜びするように、ものすごい音で鳴り響きます。
優しく弾くときはシルクのように柔らかく、激しく弾くときは雷のうなるような迫力。
HIMARIちゃんの音楽は,そうした迫力を求めるものになってきたのでしょうね。

HIMARIちゃんの強い心と、グァルネリの歴史が一緒になって、誰も真似できない無敵の音色が生まれています。

HIMARIはこれからどんな音楽を届けてくれるのかな?

夢に向かって走り続けるトップランナー

14歳になったHIMARIちゃんのスケジュールは、世界中でのコンサートでいっぱいです。
でも、HIMARIちゃんが一番大切にしているのは「有名になること」ではなく、「この曲を作った作曲家は、どんな気持ちだったのかな?」と、音楽のことを純粋に考えることです。

HIMARIちゃんは「コンクールは自分のために弾くから、あまり好きじゃない」「コンサートは聴いてくれる人のために弾くから」と。
聴く人を感動させる原動力は、演奏についての考え方にあるのですね。
14歳という年齢で、もうすでに音楽に対する姿勢が大家のようです。

これから体がもっと大きくなって大人に近づくにつれて、彼女のヴァイオリンはもっともっと深く、素敵な音に変わっていくでしょう。

親子でHIMARIちゃんを応援しよう!

歴史に残るような大天才の成長をリアルタイムで応援できるなんて、私たちはとってもラッキーな時代に生きていますね。

ぜひ、お子さんと一緒にYouTubeなどで「HIMARI ヴァイオリン」と検索して、その音を聴いてみてください。
「14歳のお姉ちゃんが、こんなにカッコいい音を出しているんだ!」と、お子さんにとっても大きな刺激や、音楽を好きになるきっかけになると思います。

これからも、世界へ羽ばたくHIMARIちゃんを、親子で楽しく応援していきましょう!

HIMARIちゃんがどんな人かを詳しく解説しています。
コメントをもらえたら嬉しいです。

HIMARIどんな人?世界を驚かせた神童とは?
神童ヴァイオリニス吉村妃鞠(HIMARI)さんの生い立ちから現在までを解説しています。42か国以上のコンクーに出場し、すべて優勝という快挙。脳を育てる教育、練習の虫?などエピソードが満載です。カーティス音楽院や、ストラディバリウスについても書いています。

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